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東芝スタックでもIntelliPointの全機能を使えるようにする

職場のとあるノートPCが自分専用になりつつあります。オフセット衝突実験とかの撮影なんかで使うハイスピードカメラ用PCですが…。で、それに使うマウスが欲しかったので予算でプレゼンターマウスを買おうかと思っていたら、国内販売が一時中止になっているじゃないですかっ!!

そのニュースを聞いて慌ててヨドバシへ買いに行ったけど既に完売!
プレゼンター3000はまだあったので店頭在庫まで回収したワケではなさそうです。

前夜の閉店間際はまだあったんですけど同時に買うつもりのマウスパッドを選んでる時間がなかったのでスルーしたのが敗因ですね(鬱

でも気を取り直して行きます。今のところ自分用のプレゼンターマウスを使い回せばいいワケだし…。

さてハードウェア板のBluetoothスレに有用な情報があり、そのレジストリーを自分流にアレンジしてUXへ適用してみたところIntelliPoint環境下でホイールボタン、左右サイドボタンとも正常に動くようになりました。手順は以下の通り。

まずデバイスマネージャでHID準拠マウスのプロパティーを調査。

コレが芝スタックかどうか調べます


ToshibaスタックのBluetoothマウスであることを確認し

某芝スタックですね


詳細タブでデバイスインスタンスIDを調べます。

でばいすいんすたんすID


このときの(1)と(2)の文字列が編集するレジストリーのキーになっています。
具体的には下記の2箇所です。

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Enum\HID\ (1) \ (2) ]
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet003\Enum\HID\ (1) \ (2) ]

それぞれのEnum配下はアクセス許可の変更が必要です。

あくせす許可

ウチの環境ではこんな感じ↓
あどみんを追加してます


アクセス許可を変更したら
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Enum\HID\ (1) \ (2) ]
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet003\Enum\HID\ (1) \ (2) ]
の各キーに複数行文字列値を作成していきます。

複数行文字列値の名前は「UpperFilters」、値のデータは「Point32」とします。

あっぱー

ぽいんと32


regファイル的に書くとこうなります。

Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Enum\HID\ (1) \ (2) ]
"UpperFilters"=hex(7):50,00,6f,00,69,00,6e,00,74,00,33,00,32,00,00,00,00,00

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet003\Enum\HID\ (1) \ (2) ]
"UpperFilters"=hex(7):50,00,6f,00,69,00,6e,00,74,00,33,00,32,00,00,00,00,00

これで再起動するとプレゼンターマウスのホイールボタンや左右サイドボタンがIntelliPointの設定通りに機能すると思います。

再起動前に、ついでにIntelliPointに乗っ取られたスティックポインターをALPSのドライバーで再セットアップしておくと良いかも。

ココにドライバーさんが居る

↓再セットアップすればスティックの設定タブが復活しますふっかつ

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2006年12月23日 15:38に投稿されたエントリーのページです。

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